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バヌアツ首相、3回無断欠席で即失職

南太平洋の島国バヌアツの首相が27日、書類上の不備から議員を失職してしまい、同国は政治的混乱に陥っている。ある専門家は、この大失態を「びっくり仰天の事態」と表現した。

 エドワード・ナタペイ(Edward Natapei)首相は、議長に連絡せずに3回連続で議会を欠席したため、議員を失職した。議長事務所の高官は、AFPに「議会の規則だ」と説明した。「3回連続で議会を欠席すれば、議席は抹消される」

 ナタペイ氏はトリニダード・トバゴで開催された英連邦(Commonwealth)首脳会議からバヌアツに大急ぎで帰国中で、バヌアツ国内では首相以外の閣僚による緊急会議が開かれた。

 バヌアツを拠点とするシンクタンク「Pacific Institute of Public Policy」のデレク・ブリエン(Derek Brien)氏によれば、議会が来週新たな首相を選出するまでは、暫定政府が同国を統治することになるという。

 首相が議席を維持するためには、欠席の理由を簡単に書いた書面を提出するだけで良かった。ブリエン氏は「これは首相のスタッフの大失態だ。たんに、公式行事で首相が外国を訪問中だという書類を提出すればよかったのだ」と語る。「こんな基本的なことを見落としたなんて、本当に信じられない。びっくり仰天だ。本当に衝撃を受けている」

 ブリエン氏によれば、1980年代にも同様の理由で失職した議員がいた。法的手段で異議申し立てを行ったが、失職はくつがえらなかったという。ブリエン氏は、週末には首相や閣僚ポストをめぐって激しい駆け引きが繰りひろげられるだろうと語った。(c)AFP
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